マネー&ライフ

電子書籍と紙の本ってどう使い分けてる? 使い分けの実例を紹介

kindleで電子書籍を読む人

最近では電子書籍がずいぶん普及しましたね。

私もここ数年でかなり電子書籍の割合が増えました。

しかし、電子書籍を使い始めると何が問題かというと

電子書籍と紙の本ってどう使い分ければいいの?

という悩みに直面するということです。

すべて電子書籍にすればいいんじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが

今まで紙の本が中心だった人からすればすべて電子書籍にするというは不安があります。

それに紙の本にしかないメリットもあります。

そもそも大前提として電子書籍と紙の書籍どちらかに集中する必要はありません。

大事なのは自分がやりやすいように組み合わせることです。

そこで今回は電子書籍と紙の本を両方使っている私が電子書籍と紙の本をどう使い分けているかをメリットデメリットを踏まえながら紹介したいと思います。

※私自身の使用している電子書籍サービスがkindleであるため、電子書籍についてはkindleに搭載されている機能などをもとに紹介させていただきます。

私の電子書籍と紙の本の比率

まず結論から言うと私の電子書籍と紙の本の比率は

電子書籍7割:紙の本3割

といった感じです。

ジャンル別に分けると

電子書籍

・漫画

・実用書

紙の本

・小説

・一部例外の実用書

こんな感じで分けています。

ではジャンル別に使い分けの理由を説明していきます。

漫画はほとんど電子書籍

私は電子書籍を始めてから漫画はほとんど電子書籍にしています。

その主な理由は2つあります。

①漫画は冊数が多くなる

漫画というのは基本的に1シリーズ当たりの冊数がどうしても多くなってしまいます。

それなりに連載が続いている漫画で20~30巻くらい出ていることも珍しくありません。

漫画が好きという方ですと100冊以上は当たり前のように超えてしまうのではないでしょうか。

その為、紙の本で持っているとどうしてもスペースを取ってしまいます。

その点、電子書籍にすることでスマホやタブレットなど普段持ち歩いているデバイス一つで何百冊もの漫画をどこでも読めるようになります。

会社や学校の休み時間にわざわざ重い漫画を持って行かなくてもスマホ一つで気軽に漫画を読めるという点も良いですね。

②電子書籍だと汚れるという概念がない

これは人それぞれかもしれませんが、漫画は基本的に絵がメインとなる本です。

紙の本などは環境によって黄ばみなどの劣化や何かの拍子に汚してしまったり破いてしまうことがあります。

小説など文字がメインの本ならば読めればいいのでそこまで気にしませんが、絵がメインの漫画ではどうしても汚れなどが気になってしまうのです。

電子書籍だと劣化したり汚れるという概念がないため、いつでも高画質のきれいな状態で漫画を楽しむことができます。

以上の理由から基本的に漫画は電子書籍に移行しています。

実用書

実用書などはあくまで情報源として扱っているので利便性の高い電子書籍を主に利用しています。

電子書籍は主にkindleを使用していますが、kindleでは本を読んで気になった箇所にマーカーを引ける機能があります。

マーカーを引いた箇所は後から一覧として表示でき、すぐにマーカーが引かれたページに移動することができます。

そのため、読み終わった後もすぐにその本で気になった個所や学んだ箇所を振り返ることができます。

紙の本でも付箋を貼ったりマーカーをつけることはできますが、やはり目的の文章にたどり着くスピードに関したは電子書籍には勝てないと思います。

あと、電子書籍であれば電車の中や休憩時間などスキマ時間にすぐにスマホなどで読むことができるのも理由の一つですね

 

小説

小説は基本的に紙の本で読んでいます。

理由としてはとても抽象的ですが、紙のほうが「本を読んでいる、物語に入り込んでいる」という気持ちになるからです。

一部の実用書

実用書の中でも各分野で名著と言われているもしくは電子書籍で読んでこれは価値があると思った本は現物として持っておきたいという気持ちがあるので紙の書籍でで買うようにしています。

電子書籍の弱点はデバイスがないと読めない事と電子書籍のサービスが終了したら読めなくなる可能性があることです。

長期で保管していつでも読めるようにしたいという意味では紙の本の方が有用です。

電子書籍と紙の書籍のメリットデメリット

ここからは私なりに電子書籍と紙の書籍のメリットデメリットをまとめたいと思います。

どのように電子書籍と紙の書籍を使い分けるか考える参考になればと思います。

電子書籍

メリット

・場所を取らない

まず、電子書籍の最初に挙げるメリットしてはやはり場所を取らないという事でしょう。

読書好きな人であれば、おそらく100冊を超える本があるという方も少なくはないでしょう。

それだけの本を補完するスペースを確保するのは中々難しいですよね。

私も部屋に本棚が欲しいと思っているのですが、なかなかスペースが確保できず、段ボールの中に詰めて保管してあります。

その点、電子書籍であればスマホやkindleなどのデバイスがあれば何百冊という本を保存できるので省スペースです。

 

・スキマ時間でも読みやすい

電子書籍だと電車の中や会社の休憩時間などのスキマ時間にスマホ一台ですぐに読むことができます。

紙の本だといちいち本をカバンから取り出さないといけません。

特に電車の中など外では10分かそこらの時間の為にわざわざ本を取り出すというのはなかなか面倒です。

それに本だと両手で持たないと読みづらいと思いますが、電子書籍ならスマホで片手で読むことができます。

 

・紙の書籍より安い

電子書籍は本の種類にもよりますが基本的に紙の本よりも安く買える場合が多いです。

kindleだとだいたい10%引きくらいから半額になっている物もありだいぶバラツキはありますが基本的には紙の本よりも安く買うことができます。

 

・メモやマーカーし放題

よく本はマーカーやメモをどんどんして汚く読むものだという話を聞きますがやはり本を汚すというのは抵抗があるものです。

しかし電子書籍ならばマーカーやメモ機能があり、本を汚すということがありません。

気になる箇所をどんどんマーカーしてメモすることができます。

更に先ほど少し触れましたが、電子書籍ではマーカーした場所にすぐに移動することができます。

なのでいちいち紙の本を開いて「あれどこのページに書いてあったけ?」と探す必要がありません。

 

・漢字や単語をその場で調べられる

kindleを使用していると分からない単語をその場でマークして調べることができます。

分からない単語をサッと選択するだけで言葉の意味が表示されるので、読書がいちいち途切れることなく、より知識を深められます。

デメリット

・サービス終了リスクがある

現在は様々な企業で電子書籍サービスを行っていますが、サービスが終了してしまうとせっかく購入した電子書籍が読めなくなるリスクがあります。

実際のところは他の運営会社が引き継ぐなどの措置が取られ、完全に読めなくなるということは少ないかもしれませんが可能性がゼロなわけではないです。

その点では、現物として保管しておける紙の本の方が有利です。

電子書籍におけるサービス終了リスクを抑えるにはなるべくサービス終了の可能性が低い大手企業を利用するのがいいです。

たとえば私の使用しているkindleは今や世界的な企業であるamazonが運営しているのでサービス終了リスクがかなり低いのでおすすめです。

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・売ったり貸したりすることができない

電子書籍は中古本で売ることができません。

その為、電子書籍のメリットとして紙の本よりも安いことを挙げましたが

中古として売ることを前提にしたら場合によっては紙の本の方が結果的に安く済む可能性があります。

また、漫画であればよく人に貸し借りする光景を見ますが、電子書籍では人への貸し借りができません。

 

・試し読みの制限が多い

実際に本屋に行って本を選ぶ場合は自分の好きな場所をパラパラとめくって試し読み出来ますが、電子書籍だと目次と冒頭部分くらいまでしか読めません。

ひどいものだと目次だけで試し読みが終わってしまうこともありました。

そのため、電子書籍の試し読みだといまいちその本に自分が必要とすることが書いてあるかどうか判断しづらいことがありました。

 

・バッテリー切れがある

電子書籍だとデバイスのバッテリーがなくなると本を読むことができません。

私もよくkindleを充電し忘れてしまい、せっかく本を読もうという気になったのに読めないということがよくあります。

紙の本

メリット

・保管が可能

電子書籍ではサービスが終了したら本が読めなくなるリスクがありますが、紙の本であれば自ら手放さない限り一生現物として保管していつでも読むことができます。

 

・読んだ後の達成感

電子書籍よりも紙の本の方が読み終わったときの達成感が大きいように感じます。

そして、読んだ本がどんどん積みあがっていくのが目に見えるのがうれしいです。

 

・本屋での出会い

紙の本であれば基本的に本屋で買うことが多くなりますが、本屋の中を見るとたくさんの本を一度に眺めることができるので色々な本と出会う機会になります。

私も本屋に行くと様々なジャンルのコーナーを散歩して気になった本をパラパラと読んで見たりしているうちに結構時間が経ってしまいます。

電子書籍はどちらかというと欲しい本がある→電子書籍版を探して購入という最初から特定の本を目的に購入することが多いため、新たな本との出会いが少ないように感じます。

一応購入履歴などからおすすめの本が一覧として表示されていることがありますが、あくまで自分の閲覧・購入履歴をもとにしているのでジャンルが偏ってしまいます。

ちなみに私は電子書籍を使う比率が多いですが、実際は本屋に行って色々な本を見てみて気なる本を見つけたらリストアップして後から電子書籍で購入という形にしています。

 

デメリット

・場所をとる

これは電子書籍でも書きましたね。

本は冊数が増えるとともにどんどんを取ります。

書斎などを用意できる広いお家ならいいですが、一人暮らしのマンションなどだと本棚などを置くのも大変だと思います。

 

・汚れや破れが発生する可能性

本は汚れたり、破れてしまうなど物理的破損のリスクがあります。

ひどい場合だと文字が読めなくなる場合もあるかもしれません。

本が汚れたり破れてしまうと落ち込んでしまうという方も少なくはないのではないでしょうか。

 

まとめ

私の電子書籍と紙の本の使い分け、電子書籍と紙の本のメリットデメリットをまとめてみましたがいかかだったでしょうか。

総合的に判断すると私は電子書籍の比率を多めにしたほうが便利だと思います。

電子書籍で買うか紙の本で買うかで悩むことが多いと思いますが

大切なのはその本とその後どう付き合っていくかを考えることだと思います。

自分が期待している内容かどうか怪しかったり軽い読み物のつもりで購入するなら場所や値段のことを考慮して電子書籍で購入したほうがいいですし

もし自分の人生に影響した、何度も読み返したい本だと思ったら紙の本で購入し現物で所持しておくことをおすすめします。

本はときどき自分の考えや生き方を変えてくれることがあります。

どんな手段で読むかよりも少しでも多くの本に触れることを意識したほうがいいです。

長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

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