みなさん読書はしていますか?
新たに読書を始めようとするのは思った以上に辛く、続かないものです。
私は以前まで「読書を習慣化しよう!」と目標を決め、結局1冊読み終わるかどうか、期間にして1週間ほどで挫折してしまっていました。
しかし現在、読書の習慣化を初めて2か月半ほどになりますが既に10冊ほどの本を継続して読むことができました。
2か月半ほどではまだまだ習慣化といえるかどうか分かりませんが、今回は読書がしたいけど続かないという方に読書が続かない原因と読書を続ける方法を私の経験も踏まえて書きたいと思うので良かったら参考にしてみてください。
目次
読書が続かないのは当たり前
成功する人は読書をしているとよく聞くことが多いかもしれません。
有名な人だとマイクロソフトのビルゲイツさんは週1冊、年間50冊くらいの本を読むそうです。
読書をしたいけど続かないという人は、もしかした成功する人は本を読むから、成功したいからという目的で本を読んでいるのではないのでしょうか?
実際わたしもそうです。
純粋に本が好きというよりは自分が成長したい、成功したいという気持ちで読書をしていることが多いです。
そうですよね。目的があるから本を読むんですから、決して読書自体が目的じゃないはずです。
自分が好きで見ている動画や漫画、ゲームは意識していなくても暇さえあればずっとやっていられますよね。だって読書自体が好きでやっているわけではないのですから。
筋トレをしようと思っても別に筋トレという行為自体が目的ではなく、その先の痩せたい、マッチョになりたい、健康になりたいというのが主の目的のはずです。
なので読書が続かないのは当然なんですよね。
読書という行為は運動や勉強と一緒で自分が成長するための「努力」なんですから。
だから読書が続かないなら続けられるレベルまでハードルを下げるべきです。
突然大きな目標を立てても読書は続かない
読書だけでなく、あらゆる分野でもそうですが、何かを継続するにはいきなり大きな目標を立てるのではなく、今の自分にできる範囲で小さな目標を立てるべきです。
読書であれば突然「毎日1時間読書する!」、「毎日100ページ読む」、「年間100冊読破!」という目標を立てるのではなく、今の自分の生活習慣だとどのくらいの目標なら毎日続けられのかと自分に合わせて目標を設定し、継続する事を第一に考えるべきです。
例えば毎日1時間読書をするという目標を立てて、1週間続けましたが結局やめてしまった人がいたとしましょう。
一方で毎日10分だけを1年間継続した人がいます。
トータルでどのくらい読書をしたかを計算すると
毎日1時間を7日間継続した人→1時間×7日=7時間
毎日10分を1年間継続した人→10分×365日=60.8時間
最初に大きな目標を立てて短期間で挫折してしまうよりも毎日ほんのスキマ時間でも読書をし続けた人のほうが何倍もの成果をあげられるのが分かります。
読書を続けるだけで日本人上位になれる
文化庁が発表した平成 30 年度「国語に関する世論調査」よると日本人の一か月に読む本の数は
読まない:47.3%
1~2冊:37.6%
3~4冊:8.6%
5~6冊:3.2%
7冊以上:3.2%
となっています。日本人の半分近くが一か月に一冊も本を読んでいないことになります。
月に3冊以上読んでいる人は日本人で15%しかいないことになります。
つまり月3冊本を読むと読書量において日本人上位15%になれるということになります。
本の内容やページ数によりますが、仮に本を一冊読むのに4時間かかるとしましょう。
すると月3冊読むには720分(240分×3冊)÷30日=24分/日となります。
1日24分読書をすることで月に3冊の本が読めることになります。
このくらいの時間ならば1日の中で捻出することができるのではないでしょうか。
皆さんの周りで読書をしている人は何人いるでしょうか。特に社会人になった人たちはそこから急に勉強や読書をしなくなります。
就職してからはひたすら働いて決まった給料をもらって使いというのを繰り返し、成長が止まってしまう人が多いのではないでしょうか?
そんな状況だからこそ、自分のプライベートな時間を少しでも自分を成長させる読書など時間に使うことで周りの人間より一歩先に進むことができるます。
続けるための読書の仕方
お風呂で読書
お風呂で読書することでお風呂に浸かっている時間を有効活用でき簡単に1日10分~15分の読書時間を捻出できます。
更にお風呂には他にテレビなどの余計な誘惑が無いので読書に集中することができます。
紙の本をお風呂で読むのは厳しいかもしれませんが、防水のスマホ、タブレットを使用するか、kindleを使って読書するのがおすすめです。
つまみ読み
読書をすると言えば、本の1ページ目から最後まできっちり読まないといけないと思うかもしれませんが、小説ならまだしも先述したようにビジネス書や自己啓発本などを読んでいる人は読書自体が目的ではなく、そこに書いている内容をインプットし、自分の生活に活かすことが主の目的のはずです。
だったら目次を読んで自分の気になる箇所だけ先に読んでしまうという方法もあります。
むしろ情報を得るのが目的ならばそっちのほうが効率的です。
また、自分が求める物がその本にないと思ったら、無理して読むよりもさっさと次の気になる本に手を出したほうがいいです。
人間は本などを買ってしまうと買ったからには最後まで読まないともったいないという心理が働きますが、気が進まない本を無理に読んでいてもその時間こそが無駄です。
あと、自分に合わない、思っていたものと違うという本であっても時間が経ち新たな知識や視点を得たあとにその本をもう一度読んで見ると違う見方ができ、当時は見えなかったものが見えるということがありますので決して無駄になるというわけではありません。
メモをしながら読む
読書を続ける方法とは少し違いますが、本を読みながら自分が関心を持った箇所をノートなどにメモをすることで、本を読んでいるうちに最初のほうでなんて書いてあったっけ?と読んだ内容が抜けてしまうのを防止できます。
気になることをメモし、最後まで読んだ後にメモした内容を整理することでその本の内容をしっかりインプットでき、本をせっかく読んだのに本の内容を忘れてしまうということを減らせます。
分かりやすい本に変える
私がちょうどこの記事を書いているときに読んでいる本なのですが、正直内容が難しくあまり頭に入ってきていません。
とりあえず今読んでいるのは最後まで読もうと思いますが、もし本の内容が難しくて億劫になっているという人がいたら、いったんあきらめて読むのをやめるもしくは流し読みしてしまいましょう。
そして同じような分野の本でもっと初心者向けに書いている本を探してみるといいです。
私的には、1ページ当たりの文字の密度が少ないものが読みやすくていいです。
漫画で解説する系の本でもいいと思います。
大事なのは背伸びして難しい本を読むことではなく、自分のレベルにあった本を選んで読み、しっかりインプットしていくことです。
短時間で区切る
小中学生の頃は学校で朝に読書時間という物が10分ほどありました。
読書というのは1~2時間腰を据えてじっくり読むものだというイメージがあるのだとしたらそれが読書が続かない原因かもしれません。
まさに私がそうだったからです。
以前までは読書をしよう→1日目に1~2時間ほど頑張って読む→2日目また1~2時間頑張って読まなければならないのかとプレッシャーになりそのまま挫折。
という流れを繰り返していました。
そこで小中学校の朝の10分の読書時間のように、10分程度の短時間でタイマーをセットし読書をするという方法を試しました。
そして10分読書を1日に2~3セット行うというのを毎日続けた結果、2か月半ほどの読書継続に繋がりました。
この方法はここまで紹介してきた方法でも私が一番効果があった方法です。
ちなみ最近は15分で1セットを1日2セットで30分ほど読書しています。
この記事の始めの方でも書きましたが、いきなり頑張りすぎて挫折するのではなく、たった10分でも毎日続けるのことが、成果を出すうえで大切なことだと思います。
読書は最高の勉強
勉強といえば参考書を片手にひたすらノートに書いて暗記したり、練習問題を解いたりするイメージが強いかもしれませんが本を読むことも立派な勉強です。
読書は作者が実際に時間をかけて体験したり、調査したり、学んだものをたったの数時間で自分も疑似体験できる素晴らしいものです。
その何十冊という疑似体験を積むことで読書をしない人の何倍ものスピードで知識を増やし、思考を深めることができます。
記事内で何度か言いましたが一番伝えたいことは
10分からで構いません、少しずつでも継続する事が大事ということです
無駄に全力疾走して疲れてやめてしまうよりもゆっくりでも長く歩いたほうが確実に自分の目標にたどり着けます。
読書以外の事でも続かないならばやめてしまうのではなく続けられるレベルまでハードルを下げ、どうすれば続けられるのか考えることが大切です。
最後に私のこの少しづつコツコツやるという考えと方法の原点になった本がこちらです。
よかったら読んで見てください